使用設備・ワイヤー
• NC装置(FANUC)
• 電極ワイヤ(φ0.1~0.3mm)
• ワイヤガイド、給電ノズル
• ワーク固定治具、治具プレート
• 測定工具(ノギス、マイクロメータ、ピンゲージ 等)
機械点検
• 電源ON後、アラームが無いこと
• 加工液(水)量が規定範囲内であること
• イオン交換樹脂の状態確認、(イオン交換樹脂交換アラームが出ていない事)
• フィルタ目詰まり確認(フィルター交換アラームが出ていない事)
• エア供給圧確認
段取り作業
ワイヤセット
• 指定径・指定材質のワイヤを使用
• 自動結線(AWF)動作確認
• ワイヤテンション設定確認
• ワイヤガイド摩耗確認(電線ガイド交換アラームが出ていない事)
ワーク取付
• ワーク下面・治具を清掃する
• 治具に確実に固定し、浮きがないこと(フィラゲージで確認)
• 加工方向・表裏を確認する(わかりにくい物はマジック等で印をつける)
原点設定(ワーク座標系)
• Z高さ(上・下ノズル位置)を確認(品物及び固定金具に当たらないか)
• 位置出し画面から品物にあった、任意の位置出し方法を選択(穴中心位置出し、コーナー位置出し等)ガイダンスに従い位置出しを行う。
• 加工品ごとのプログラム指定座標へ登録
加工条件設定
加工条件選択
• 材質、板厚に応じたプログラム作成、標準設定画面にて、ワーク高さ、ワーク下高さを入力する。
• 荒加工/仕上加工条件を確認
• スキム回数設定確認
ノズル設定
• 上下ノズルをワークにできるだけ近づける(加工時ワーク及びワーク固定金具等にぶつからない高さ設定。
プログラム確認
プログラム内容
• プログラム番号確認
• 加工形状・スタート位置確認(形状描画にて)
• リードイン/リードアウト有無確認
• 補正値(ワイヤ径補正)確認(使用ワイヤ径が入力されているか)
ドライラン
• ワイヤ結線をしていない状態で、ドライランボタンを押し、加工スタートさせる。
• 干渉・移動方向の確認を行う。
加工開始
加工実行
• 扉を閉めて加工開始
• ワイヤ結線ができているか確認。
• 加工液が溜まっているか確認。
• 自動心出しがプログラムに入っている場合は、心出しがしっかりできているか確認。
• 放電状態・加工音を監視
• ワイヤ断線が発生しないか確認
加工中異常対応
• ワイヤ断線→自動結線、自動復帰、確認
• 上記失敗した場合は、加工液排出→干渉物(ナカゴ、切り落とし破片)がないか確認、加工開始地点復帰→結線(M60)→リセット→メモリー、ワイヤ送り、ワイヤ張力がON、の状態で加工中断点復帰→加工中断点復帰確認後→加工液を注入→加工電源を入れ加工再開。断線しないか確認。
• 加工停止 → 原因確認後再開(アラーム確認、対応は、説明書参照)
加工後作業
寸法・精度確認
• 図面指示寸法測定
• 真円度・直角度確認(必要に応じ)
• 図面寸法通りに加工できていたら、図面にチェックを入れる。
ワーク取り外し
• ワイヤーカット、加工電源OFF、加工液排出、認後、ワークを取り出す。
• 切り落とし破片を拾う。
作業終了・清掃
• 機内スラッジ清掃
• フィルタ状態確認
• ワイヤ残量確認
• 機械停止手順に従い電源OFF

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