マシニング・マザックのマザトロールプログラムの使い方(線加工2)作成例④

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マザック マシニング
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線加工ユニット

線加工ユニットは、9種類ありエンドミルや面取りを使用時に作成するユニットです。

以下に簡単な説明表を作りました。

ユニット 説明 頻度
線中心 描いた点の中心上を動く 使う
線右 アップカット 使わない
線左 ダウンカット よく使う
線外 作成図の外側を動く 使う
線内 作成図の内側を動く 使う
面取り 面取り右 アップカットの面取り 使わない
面取り左 ダウンカットの面取り 使う
面取り外 作成図の上面外側の面取り 使う
面取り内 作成図の上面内側の面取り 使う

面取り中心というのは無いんですね。あったら変な面取りになりそうですね

線中心

個人的な使い方としては、2点を描いて、動かす事が多いです。

例えば100のフェイスミルで幅80のブロックを一回で削る時に、ブロックY中心位置から、一面をひきます。一回いけて、往復させる必要ないです。

例えば、コの字型に彫り込む形状で、幅25あれば、φ20エンドミルで中心を動かします。荒引時に使用します。

線右

これは、ほとんど使う事がありません。

使った事は、アプローチが品物に当たりやすかったり、面粗度をキレイにしたい時です。

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線左

これは、常時使います。

形状的には、線外も線内の形状も作成出来ます。

線外

黒皮や四角から、外周形状に仕上げる時に使う事が、多いです。

バイスでワークをガッチリと嚙み、バイス上面ギリギリまでエンドミルを走らせて、外形形状を作成してました。5面を加工し、残る一面は、反転後、バイスのつかみ代は削ってました。

四角い形状であれば、始点と終点の2か所を入力します。

コーナーRをR0.5と入れたら、バリが出ないので、試作品などは、そうしています。

線内

内径を作る時、また仕上げる時に使用しています。もちろん四角い形状も出来ますが、コーナーRが出来ます。

既に下穴が空いていて、穴径を広げたい時に使用してます。

面取り右

これも、ほとんど使った事はないのですが、面粗度をキレイにしたい時に有効です。

また、複雑な形状の裏面の面取りを作成したい時、1工程の表面のプログラムをコピーして、面取り右のプログラムに形状コピーさせてからXまたはYの値をプラスマイナスを逆に打ち込んむと楽に2工程目の面取りが作成出来ます。

アプローチや計算が面倒な所は面取り右を使用する事もあります。

 

面取り左

古いネクサスなどはないが、smoothになると、線左の中に、面取りの項目も出てくるので、線ユニットで面取りを行っている。

30年前とかの古いマザトロールには、それがないので、単体で面取り左のユニットを作って面取りを行っています。

面取り外

  • 黒皮や6Fの外周面取り指定がC1やC0.5の時に、面取り外を使います。
  • 始点と終点を入力して、コーナーRを0.4いれると、キレイな角になります。
  • 形状は四角いものが多いです。たまに丸いのもあります。

面取り内

  • 形状は円が多く、コーナーRがある四角い穴も面取り内で面取りを行ってます。
  • 底面があり干渉深さがある場合は、干渉深さも入力して使っています。

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