焼き入れ後による変形不良とその対策

Please select a language.
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

焼き入れについて

金属の種類によって焼き入れをする事で硬度が増して硬くなり、素材として強くなります。

その反面、機械加工がしにくくなるので、公差部分は焼き入れ前に荒加工をして、仕上げは焼き入れ後にするのが一般的です。

焼き入れ変形と対策

焼き入れをすると変形してしまうのは、仕方ない事ですが、どう形状が変形するかは分かりません。

それは、形状、材質、釜の温度、釜に置く位置など、条件によって、どうにでも変化してしまいます。

例え同じ品物であっても、変形の仕方が、バラバラである事もあります。

対策としては、全て1ミリ残しで、荒加工をした後、焼き入れをするというのが一番確実かと思います。1ミリ以上の変形があれば2㎜残すか、加工せずに焼き入れします。

特に多いのが、タップの変形です。焼き入れ後にタップが入らなくなり、再度、さらい直す事があります。穴間のピッチが狭くなる事もあります。

硬度が硬くなった材料は、機械加工しにくくなりますので、工具は超硬のチップ式やヘッド交換式の物を使用しましょう。高硬度用の工具は、ケナメタルやタンガロイが良いかと思います。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました