はじめに
- タップ
- 座グリ穴
- 面削り
- リーマ穴
- 側面削り
この5種類の加工に合わせた基準となる固定工具を買っていく事になりますが、もっと具体的に言えば以下の工具になります。
もみつけドリル
もみつけは別名センタリングやスポットドリルともいいます。
お勧め工具としては、BIGのセンターボーイです。
先端交換式で、もみつけと同時に面取りも可能です。
径はφ10,φ12、φ16,φ20があります。
ドリル
- ドリルは汎用性の高いドリルと、そうでないドリルで分けて購入しましょう。
- 汎用性の高いドリルは、チップ交換、ヘッド交換式のドリルにします。
- タップの下穴、リーマ下穴がよく使います。
- 汎用性の低いドリルは、ハイスのコーティングドリルにします。
- 汎用性の高いドリルは、チップ交換、ヘッド交換式のドリルにします。
ハイスドリル
- 汎用性が低くφ20以下でしたらハイスドリルを使います。
- φ15~φ20は再研磨で使い回すのがいいです。
- φ14以下は使い切り、お役目ゴメンになります。(安いので)
- メーカーはミスミが安価ですが、5本、10本セット買いになります。
- EX-やSDシリーズのコーティングドリルをよく使っています。
- ミスミは結局の所、OSG,ナチの扱いのドリルとなっています。
チップ交換式ドリル
チップ交換式は、サンドビックのスーパーUドリル または 住友電工のSUMIDRILL がお勧め。
-
- サンドっビックのスーパーUドリルはチップが内刃と外刃の2種類あり、3D以上の深穴にも良いが値段が高い
- 住友電工のSUMIDRILLは、内刃と外刃は同じチップで、3D以下がお勧め。深穴用の4D、5Dの販売もあるが、キリコの排出性が悪い為か、深い所の面粗度が悪くなる。安価でサンドビックの半値くらいだ。
ヘッド交換式ドリル
側面が削れている部分とサイドロックドリルホルダのボルト位置2か所の内、1か所しか当たらない事があったので、僕は円筒シャンクで掴んでいます。
ヘッドは1箱に二個入っています。
フラットドリル
フラットドリルはナチを使っています。
ドリル関係はナチが種類豊富にあります。
フラットドリルを使う事は経験的に少なめです。
面取り
面取りはよく壊してしまう事が多いので、安いのを使います。
BIGのCセンタリングカッター もみつけ・面取りツールの「ST8CN0209-45-65」が約7500円で変えます。
これはモミツケと面取りが同時に出来る工具です。
タップ
タップはOSGがよいと思います。
快削材用から難削材用、官用タップ、ロングタップなど様々な種類のタップが豊富に揃っています。
エンドミル
エンドミルは、一概には言えませんが、安さで言えば、日進、岡崎、ミスミあたりです。
種類の多さは日進、ミスミです。
商社との付き合いで、決めてもいいかもしれません。
チップ式エンドミル
高送りカッターや肩削り用などありますが、肩削りが一本あると便利です。
もし底面にRを作成しないといけない時は、高送りより肩削りの方が作成しやすいからです。
Rの大きさはおおよそですが、R0.4、0.8、1.2、1.6、2.0、3.0、5.0があると思います。
チップRが変わる事によって加工条件も変わってきます。
径は30~40くらいがよいかと思います。
よく使う穴あけの大きさやコーナーRによって、径の大きさは決まると思います。
ウェーブミルというのが、安い工具です。
フェイスミル
フェイスミルは三菱が一番いいと思っています。
チップに厚みがあり、4コーナーの表裏の8コーナーある。
工具径はマガジンボックスで隣接出来る距離ギリギリの大きさにするといいです。
経験的にBBT50の工具は隣接距離が120まで。BBT40の工具は隣接距離が100まで。
なので、BBT50ならφ100のフェイスミル、BBT40はφ80のフェイスミルがよいかと思います。
そうしないと、隣接する工具を抜くと3本分、空けないといけませんので。
コメント