初めてのマザック旋盤!プログラム解説①(端面ユニット)

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はじめに

初めまして、こんにちは。

NC旋盤マザックの初心者の為の記事を書きます。

コチラの記事を参考に、マザックのプログラムを理解して、加工に活かしていければ幸いです。

マザックの対話式プログラムは、Gコードと違って理解しにくい場面もありますので、例を挙げながら解説していきたいと思います。

旋削加工ユニット

旋削加工ユニットは8種類あります。

  1. 端面
  2. 棒材
  3. ねじ切り
  4. 溝入れ
  5. 旋削ドリル
  6. 旋削タップ
  7. 倣い
  8. 隅取り

この順番にプログラムを解説していきます。

基本的には

  1. 端面
  2. 外径
  3. 内径

の順です。

工具、周速、送り等は省略します。

また倣い、隅取りユニットは使う頻度が少ないので、省略します。

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端面ユニット

最初に端面を削ります。

仕上げ代は0.1ミリ残して荒加工をします。

仕上げは全ての荒加工が終わった後にします。

端面ユニットのFIGは、始点X、Zと終点X,Zの点を入力します。
終点X、終点Zは、必然的に「0」になります。(旋削中心の原点)
あとは始点X,Zの数値を入れます。
※Xは直径入力になります。
※端面は取り代を+入力になります。棒材ユニットとは、プラス方向が逆になります。

以下の例でFIGを入力してみます。

素材寸法:φ100x長さ103

FIG 始点-X 始点-Z 終点-X 終点-Z
100 3 0 0

これで行くと端面を3ミリ削る事になり全長が100になります。上図の青色が取り代です。

始点開始点は右上の●になります。終点は原点。実際はチップR分、Xが余分に中心から下がります。

では次に、中心に穴があいている時、終点-Xが変わるのを解説します。

素材寸法:φ100x長さ103 中心穴φ50

FIG 始点-X 始点-Z 終点-X 終点-Z
100 3 50 0

ドリルで先に、穴あけ後に端面でもいいのですが、アプローチの時にドリルとワークが衝突の恐れがあるので、僕は先に端面を加工します。

わりと、端面ユニットは簡単かと思います。

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棒材ユニット

棒材ユニットは初めに外径、内径、正面、背面を選択します。

外径 外径 内径 内径 正面 正面 背面 背面

上の表で赤いマーキングしてないのが、素材の端から加工します。:①、③、⑤、⑦
赤マーキングしてあるのが、素材の途中から加工を開始します。:②、④、⑥、⑧

主に使うのは、①外径と③内径です。⑦⑧背面はほとんど使う事はありません。

仕上げ代は、0.1残しにしたいので、仕上げ代-X0.2、仕上げ代-Z0.1 としておきます。

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