マシニングの文字加工方法を紹介!

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マシニングの文字について

文字の加工は過去20回くらいやった事があります。

頻度としては少ないのです。

それは、刻印や電気ペン、リューターなどで手で作った方が簡単だからです。

ただ、マシニングで作成した方がキレイな仕上がりと量産品の場合は手作業が減るというメリットがあります。

文字は識別管理するのに役立ちますね。

文字プログラム

文字のプログラムはCAMや機械のオプションで付けて出来る事があります。
{簡単な文字(例えばO、T、L、H、V、I、)はCAMを使わず出来ますが}

CAMは、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、特殊文字、書式などあらゆる形状に対応出来ます。マスターキャムを使っていましたが、分かると大変便利です。CAMの導入には100万円ほどかかりますし、講習などに行かないと使いこなす事が出来ません。

一方機械オプションなどの場合、マザックのマザトロールでしたら、アルファベットと数字のみです。文字の書式はゴシック体?だったかな。指定出来ません。(線左から選択します)。機械の追加オプション機能で10万円くらいしたかなと思います。マザックの古いのは出来ませんが、smoothの新しい機械は文字追加が出来ます。

双方ともに、文字の大きさ、深さは、XY開始座標位置、文字間隔は指定出来ます。

文字プログラムを作成した後は、形状描画してみて、大きさや位置が思うようになっているか確認してみましょう。

使用工具

工具は先端が尖ったものを使用するのが良いですが、僕の場合はφ0.5-φ1のボールエンドを使用していました。極力、先端が小さい径の刃物がよいです。

センターモミツケでもよいかと思います。

加工条件

条件的には、超硬でしたら周速20mとかですが、先端が小さいので回転数が2万とかになります。

機械によっては回転数が5000とかが限界なので、その機械の最大回転数になるかと思います。

切込み量Zは-0.1で送りは0.05とかにしていました。細い工具なので、早いと折れてしまうのが心配でしたので、遅めにしていました。

文字の深さ

0.1の深さで文字を作ります。

バリが出るので、面削りがある時は、0.1残しで面削り前に行い、面削りが無い時は、砥石で面のバリを取ります。

文字を間違えてしまったら、フェイスミルで面を削って再度、作成します。削るのは、厚みの一般公差内にします。

黒皮の場合は、黒皮面にタッチセンサーを当てて、Z-0.05くらいからはじめて、ところどころ、削れない所があればさらに0.05を足して(-0.1)文字を形成します。

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